2016年は9000km走ったことを元日にお伝えしましたがガソリン車と比べどの程度二酸化炭素排出量を減らせたのかちょっと調べてみました…
まずはガソリン1リットル燃やすと発生する二酸化炭素量ですが2.32kgになります。
次に電気を1kwh作る際に発生する二酸化炭素量ですが発電方法により以下の量になります。
出典:「原子力・エネルギー」図面集2015
仮にリッター15km走る車(※)で9000km走った場合、600㍑消費なので1392kg(600㍑x2.32kg)、CO2排出量は約1.4tになります。
※ウチの日産ノートちゃん(2008年モデル)がこんな感じ…
一方電気の場合ですがスマートEDで9000km走るのに900kwh(※)必要なので石炭火力でこれを賄った場合、約849kg(900kwhx0.943kg)のCO2排出量になります。
※冷暖房無し走行時
送配電ロスとか細かい事を抜きに考えてガソリンvs石炭火力で比較して543kgの削減になりました。因みにガソリン(1392kg)vs太陽光(22kg)になると1370kgの削減になります(※)。
※真夏日中カンカン照りの時にイオンで充電してると間接的に太陽光充電してる気になりエコな気分になりますw
参考まで下図の九州電力電源構成を見てみると川内原発やあちこちに太陽光発電所があるにせよ天然ガス、石炭、石油などの化石燃料が7割を占めます。感覚的ですが九州電力で1kwh作るのに平均700g前後の二酸化炭素を排出している感じです。てことで九州電力の電源構成(※)で考えると900kwh x 0.7kg= 630kgとなり762kg(1392kg - 630kg)の削減ってところが実態に近い数字になりますかね。
※深夜電力のベースロード電源は石炭火力と原子力(10%と低比率)なので深夜の自宅充電は実はあまりエコじゃないのかも…玄海原発が稼働しても25-30%くらいでしょうか…
時間毎の電源構成イメージ(太陽光発電は省略されてますねw)。原発が低稼働なので深夜電力での充電は電気単価安いけどは石炭がメインになるので実はCO2排出量的にはよろしくないのかも…
因みにプリウス(実燃費20km/㍑)で9000km走行を考えるとプリウスのCO2排出量は1044kgなのでスマートとの差は414kgになります。